2012年6月5日
HTC J ISW13HTの比較評価
【発売】2012年夏モデル
【キャリア】au
【重量・薄さ】142グラム・10.0-11.2ミリ
【画面】4.3型960x540px
【機能】お財布ケータイ、赤外線、ワンセグ、テザリングなど
「細かい文字はどうせ見えない」という老眼ユーザには、
屈指のオールラウンド機と言えそうです。
(このモデルからは夏モデルですから当然、Android 4.0です)
具体的には、
①大画面の割に持ち易い(曲面ディスプレイ、筐体の薄さ・幅)
②処理速度(1.5GHzデュアルコア)、画面追従性の良さ
③独自メニュー「HTC Sense」が使い易い
④付属イヤホンが半端ない
⑤カメラの画質・操作性
⑥WiMAXエリア内では高速通信が可能
⑦大きめバッテリ(1,810mAh)
等です。
通話音質優先で防水機能が犠牲になりましたが、
端子類のカバー等からは防水を狙った形跡も見て取れます。
それでは①から順に解説して行きましょう。
まず筐体ですが、背面は
白と赤が光沢仕上、
黒はマット仕上で滑り難くなってます。
ただし本体にストラップ穴がありませんので、
カバー装着の需要は多いでしょう。
画面の発色はメリハリがハッキリしており、視認性に優れます。
有機ELにしては野外も苦になりません。
ただ冒頭でお断りした様に、
画面の精細度やペンタイル配列の関係で、
小さい文字表示の鮮明さでは一歩譲ります。
画面追従性と独自メニューにはiPhone並の拘りを感じます。
メニューは初期状態でも使い易く、カスタマイズも容易です。
海外機種では珍しく、文字変換も標準で実用に耐えます。
付属イヤホンと高音質エンジン「beats audio.」で聞く音楽は
高音と低音が強調されており、ロック・ポップスには最適です。
ROMも16GBありますし、もう携帯音楽プレイヤーは要りません!
(クラシック・ジャズにはイコライザ・アプリで要調整)
イヤホンには、
再生/通話の切替ボタン、1曲戻る/進むのボタンも付いてます。
カメラ画質も、画素を800万に抑えてあるのと、
光を集め易いレンズ(F値2.0。低いほど優秀)のお陰で、
コンパクト・デジカメを別途持ち歩く程でもありません。
起動・連写など、使い勝手も充分です。
注意点ですが、お財布ケータイの利用には現状、
初期化操作(設定→ストレージ→工場出荷時に戻す)が必要です。